トラックマンとは?

パトリオットの技術から生まれた 「トラックマン」

トラックマン(TrackMan)とは、高性能弾道測定器、アメリカ軍の迎弾道ミサイル迎撃用の「パトリオット」の開発で、弾道を解析するために生まれた技術を応用したデータ分析機器です。
作ったのは、デンマークのクラウスというゴルフ好きの医師。軍事用レーダーをゴルフの球の飛び方研究に応用できないかと思い立ち、開発を開始した。
軍事用レーダーにも使われるドップラーレーダー式弾道追尾システムであり、ドップラーレーダーとは、ドップラー効果による周波数の変移を測定できる装置で、気象レーダーのほかミリタリーの世界では空母などで利用されている。ボールの回転数だけでなく、飛距離なども測定することができる。

世界が認めた。あのプレーヤーも使っている

USPGAツアーでは、こうした測定器のなかで初めて公式の機械として認められ、欧州PGAツアーや全英ゴルフ協会(R&A)でも公式計測器となっている他、タイガーウッズ・松山英樹・石川遼等トッププレーヤー等は個人で所有もしている。
ゴルフのほかに、野球、テニス、砲丸投げやハンマー投げにも活用。
野球では、米メジャーリーグの全球団が球場に導入済み。日本でも12球団中11球団が使用している。

練習スタイルに革命をもたらしたトラックマン

フォームをビデオで撮って改善するという練習法の時代はもはや過ぎ去った。
「打球の正確なデータ分析」がスポーツを効率よく上達させる —— これは、「根性理論」が先行しがちな日本において、新しい潮流だ。
プロゴルフやプロ野球で、勘や経験だけでなくボールの弾道データ活用する“データ”重視の練習にシフトする選手も増えてきた。  打球を放った1秒後にデータが表示され、打った感覚を残したまま飛距離などを確認できる。1ヤード単位の正確なショットが求められる短距離の練習にも向いている。

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